INTRODUCTION
はじめに知るコストコの基礎知識
コストコのビジネスを支える5つの柱
01
効率化と生産性を高める
商品は入荷時のパレットのまま陳列。徹底した作業の効率化によりコストや人件費を抑え、高品質な商品をできる限りの低価格で会員様に継続して提供しています。

02
高い在庫回転率
商品購買部の確かな目利きと綿密に設計された販売戦略によって、「売れるから回る」ではなく「仕組みで回す」を実現し、高い在庫回転率を実現しています。

03
トレジャーハンティング
コストコでは国内外からの商品を幅広く取り揃え、会員様にトレジャーハンティング(宝探し)のようにお買い物を楽しんでいただくことを大切にしています。在庫の回転率が高く、新商品が続々と入荷される倉庫店では、商品が陳列される場所の入れ替わりも頻繁で、いつ来ても、何度来ても新しい発見があります。

04
広告宣伝に頼らない集客
コストコは独自のマーケティング戦略と会員制のビジネスモデルで高い顧客満足と収益性を確立しています。会員様が感じるおトク感やワクワク感が、口コミを促進。また、会員様向けに2か月に1回発刊しているコストコ会員誌「Costco Connection」では、納入業者様のご協力のもと季節ごとにコストコの商品と商品価値の高さを宣伝しています。

05
プライベートブランドの展開
カークランドシグネチャーのカークランドとは、旧コストコ本社の所在地のワシントン州カークランドのことで、シグネチャーはCEOの署名を指します。現在も、カークランドシグネチャー商品として商品化できるのは、CEOの承認を受けた商品のみです。





環境に対する取り組み
01 オペレーション・商品


サステナブルパッケージング
精肉、鮮魚、ベーカリー、デリの生鮮食品部門では、100%リサイクル可能な原料を使用したパッケージを使用。フードコートでは、すべてのパッケージングとカトラリーを紙またはバイオプラスチック材料を使用したものに変更。
食品廃棄物の削減
生鮮規格外の食品を動物園や乗馬クラブに寄付、堆肥化・メタン発酵時に発生するバイオガスを利用した発電など。
輸送・物流
鉄道・船舶・トレーラー輸送手段を活用し、CO₂排出量の削減と物流の効率化を両立。
節水・節電
水使用量の削減、雨水排水管理による水質汚染防止の強化、LED照明への切り替えによる省エネ節電、太陽光パネルの設置による自社発電による電力の使用。
02 ガスステーション

ガスステーションでの大気汚染物質
の排出抑制
ガソリン給油時に発生する有害ガスの排出を抑えるため、すべてのガスステーションの給油ノズルにベーパー回収装置を設置。環境に優しく、安全でクリーンな運営を行っています。
清浄剤入りカークランドシグネチャー
ガソリン・ディーゼル
カークランドのガソリン・ディーゼルは、汚れ除去や再付着防止に効果のある清浄剤を含みます。燃焼効率向上や排ガス中の有害物質低減により、環境配慮にも貢献します。
地域社会に対する取り組み
01 雇用創出
新しい地域にコストコの倉庫店をオープンする際、必要とされる新倉庫店の平均従業員数は約400人。社内公募による異動者は約30%で、250人以上の従業員は出店地域での雇用です。コストコは全国一律の時給を導入し、また、長く働くほど給与がアップする独自の自動昇給制度もあるため、地域格差なく安定した収入を得ることができます。
雇用の創出は人口や税収を増加させ、地域経済の活性化につながり、
地域全体に間接的な効果を及ぼします。
02 次世代を担う子どもたちへ


コストコ奨学金
生まれや育ちを理由に夢を持つことを諦めることがないよう、学費を支払うことができずに教育の機会を失う子どもたちが一人でも少なくなるよう、コストコの奨学金は返済の必要がない給付型です。
子どもシェルター・自立支援ホームへのサポート
さまざまな理由から子どもシェルターや自立支援ホームで生活する子どもたち。運営資金の援助だけではなく、倉庫店で食品や日用品を購入できるコストコショップカードの寄付も行っています。
バックパックプログラム
1993年に開始したグローバルプログラム。600万個を超えるスクールバッグを世界中の子どもたちに贈ってきました。日本では全国の倉庫店の近隣にある児童養護施設に、コストコの子どもたちへの想いを詰め込んだランドセルやリュックを寄付しています。
子ども食堂・フードバンクへのドネーション
学校給食のない夏休みや冬休み中など、十分な食事を摂れない子どもを一人でも減らしたいという想いから、レトルト食品や電子レンジ調理で食べられるご飯やスープ等、簡単に調理ができて長期保存が可能な商品を選んで定期的に寄付を行っています。



